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私のことを、もう少し。
❖ Episode 11
教室から、全国へ
色いろマルシェで
ブラックワーク刺繍を体験してくださった方から、
「定期的にやってほしい」
と熱望していただき、
自宅アトリエと
埼玉県戸田市のカフェの2ヶ所で、
毎月レッスンを開催するようになりました。
私が刺したサンプルを
たくさん持っていって、
「今日は、どれを刺してみたい?」
一人ひとりの希望を聞きながら、
その模様の刺し方を一緒にやっていく。
季節に合わせたキットを作ったり、
新しい作品を考えたり。
私自身も、
どうしたら、
みなさんが楽しく続けられるだろう。
そんなことを考えながら、
講師として試行錯誤を重ねていきました。
毎月、楽しみに待っていてくれる人がいる。
顔を見ながら、
その人の進み具合に合わせて
一緒に刺繍する時間は、
私にとっても楽しいものでした。



そんな日々が続いていた頃、
新型コロナウイルスの感染拡大で
外出を控えなければならなくなりました。
毎月続けていたレッスンも、
すべて中止。
それでも、
刺繍を楽しむ時間まで
なくしてしまいたくはありませんでした。
そこで始めたのが、
オンラインでのレッスンでした。
最初は、
リアルでできないから始めた
ひとつの方法だったけれど、
始めてみると、
思いがけないことが起こりました。
北海道から九州まで、
全国各地から
「待ってました!」
と参加してくださる方が現れたのです。
それまでなら
きっと出会うことのなかった人たちと、
画面越しにおしゃべりしながら、
それぞれのお家で
一緒に刺繍を楽しむ。
手仕事、
それも細かい刺繍のレッスンが
オンラインで 遠く離れている人とも
繋がれるなんて。
例えば、北海道や、島根や、新潟など
遠方の方も参加してくださったのですが、
刺繍の教室自体が少ないので
家にいながらレッスンが受けられるなんて
夢のようです。と喜んでいただけて
とても感動しました。

76回までの「刺繍カフェ*フィーカ」の時間をまとめたリールです。
よかったらこちらからご覧くださいね。
オンラインでつながれるようになった頃、
「刺繍カフェ*フィーカ」も始めました。
レッスンではなく、
お茶を飲みながら、
一緒に針を動かしたり、
夢を語ったり、
日々の小さなことをおしゃべりしたり。
ここで「やってみたい♡」と
話したことが、
本当に実現していく人も増えて、
いつしか
「夢叶うフィーカ」と
呼ばれるようになったこの時間は
コロナが落ち着き、
再びリアルの教室へ出かけるようになってからも
ずっと続いていきました。
気づけば、開催は100回を超えました。
たくさんの笑顔に支えられながら、
私自身も、
この時間を大切に育ててきたのだと思います。
できなくなったことも
たくさんあったけれど、
あの時、
どうしたら続けられるだろうと
必死に考えて試行錯誤したからこそ、
距離を越えて、人とつながる
という新しい扉が開いたのだと思います。

