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PROFILE|プロフィール
❖ Episode 07
私のことを、もう少し。
❖ Episode 07
白と黒の刺繍に、目を奪われた

少し時間をさかのぼって、
2018年の秋。
友人から一枚の葉書が届きました。
「りこちゃん、
これ多分りこちゃん興味あると思うよ」
『幸せを呼ぶ手仕事展』
その頃の私は、
写真やパステルアートをしていて、
刺繍はしていませんでした。
でも、
「幸せを呼ぶ」という名前にも惹かれたし、
会場も池袋なら近い。
それくらいの気持ちで、
ふらっと出かけました。
会場には、
アンティークの刺繍やレース、
ガラス、木工、装飾品、編み物、織物など、
色とりどりの美しい手仕事が並び、
とても華やかな世界が広がっていました。
その中で、柱の一角に
白い布に黒い糸だけで刺された
ひとつの刺繍が掛かっていました。
カラフルで煌びやかな会場の中に、
そこだけ、モノトーンの世界。
「なんだこれ!」
思わず、
ギリギリのところまで
顔を近づけて見ました。
黒一色の刺繍
幾何学模様
どうやって刺してあるんだろう。
目を数えているの?
こんなに細かいのに?
黒い糸だけで、
こんなに繊細で緻密な模様が表現できるなんて。
すごい。
すごい。
釘付けになり
そこから離れられませんでした。
一度会場をぐるっと見てまわっても、
またその刺繍のところへ戻ってきて、
じーっと眺める。
そして、
「私も、これを刺してみたい」
と思いました。
その時はまだ、
それが「ブラックワーク刺繍」という名前だということさえ知りませんでした。

これは後に私が刺したもので、
ユキ・パリスさんの展示物ではありません。
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